【北アルプス長期縦走】立山から槍ヶ岳 No.2 登山記録Day1~3

2023年8月末、北アルプスを長期(6泊7日)で縦走してきた。準備の様子についてはNo.1で述べたので、No.2では登山の様子を記録する。正直、ガチで最高の山行になったのでぜひ見てほしい。思い出は書ききれない。

大学院入試の後に行く計画をたてていたが、都合よく天気が耐えるだろうか…。Windyとにらめっこする中で、翌日以降天気が良い時期を発見。翌日、出発することにした。

Day1

  • 17:00 室堂ターミナル
  • 17:40 雷鳥沢キャンプ場

2023/8/26土曜日、京都を出発、京都駅から鈍行で金沢まで移動、新幹線に乗り換えて富山駅へ。富山駅で富山地方鉄道に乗り換えて立山駅に到着。アルペンルートで片道切符を購入し、終電で室堂に到着。

初めての黒部地方鉄道 立山駅

この日は午後も遅かったからか、アルペンルートはずっと雲の中であった。室堂ターミナルから雷鳥沢キャンプ場までの地味アップダウンが、ザックが重いからかしんどい。先を案じてしまう。キャンプ場では富山駅で購入した「ますのすし」を食べて就寝。夜は雷雨だった。

Day2

  • 4:15 雷鳥沢出発
  • 6:15 真砂岳
  • 8:30 立山雄山
  • 9:30 一ノ越山荘
  • 10:30 浄土山
  • 10:50 龍王山
  • 12:30 獅々岳
  • 13:30 ザラ峠
  • 14:00 五色カ原キャンプ場

この日は雷鳥沢を出発して立山三山を巡り、五色が原テント場に向かう。4時にテント場を出発し、真砂岳へ。雷鳥沢から大走りという尾根を登る。歩きやすい尾根。上る途中で日が昇ってきた。こちら側から日の出は見えないので黙々と進む。ガスが晴れ、稜線がすぐそこに見えてくる。

稜線が見えてきた

ガスが薄くなり、室堂を見下ろせるようになった。

手前に見えるのが大走りの尾根。奥に室堂。

雷鳥沢から二時間かけて真砂岳に6時頃に到着し、大休憩。

真砂岳では、真っ白

晴れてくると真砂岳から別山方向の稜線が美しい。いつか歩いてみたいが、未だにかなっていない。

真砂岳から別山方向への稜線

雲が激しく流れる中、稜線を富士ノ折立→大汝山→雄山へと進む。富士ノ折立からは雲の切れ目にに剱岳を望むことができた。いつみてもかっこいい。

富士ノ折立から遠くに剱岳

雄山に到着したのは8時過ぎ。一ノ越側から登ってきた人たちなのか、にぎやかな山頂となった。

にぎわう雄山頂上

一ノ越方面に降りる。時折晴れて美しい夏の立山を見ることができる。

一ノ越まで降りきったら、浄土山方面へまた昇る。30分の登りを終えて振り返ると遠くに一ノ越山荘と立山三山、その奥に真砂岳が!

振り返ると奥に真砂岳、手前に一ノ越山荘と立山三山

せっかくなので、近くの浄土山と龍王山にも登っておく。これ↓は浄土山で、

緑の浄土山

こっち↓が龍王山

岩の龍王山

龍王山を下りて、龍王山をまく道(写真右に見えている道)を奥に進んだ。立山登山者がいるのはこのエリアまでで、進むと一気に人が減った。進むこと1時間、鬼岳を巻いて、獅々岳を超えた。獅々岳からは、鬼岳の姿がかっこいい。

鬼岳がかっこいい

獅々岳からザラ峠までは長い下りで一時間かかった。途中でドンドン雲が下がってきて、13時半には雷雨になった。下がりきってからは20分の登り。やはり夏山の午後は降られるなと思いつつ、振られながら五色カ原山荘に到着。テント場の支払いを済ませてテント場に向かう。テント場の水が枯れていて、山荘で水を分けてもらうことができた。山荘からテント場は地味に離れている。雷雨の中でテントを張り、テント内で昼寝、2時間くらいで嘘のように気持ちよく晴れた。急いで濡れたものを干したら、夜までに綺麗に乾いてしまった。

テント場、奥に見えてるのがトイレで、その近くに水場があるが枯れていた。
晴れ!急いで干そう。
濡れたチングルマが輝いている
後立山連峰がすぐ近くに

Day3

  • 3:00 五色カ原
  • 4:30 越中沢岳
  • 7:30 スゴ乗越
  • 9:30 間山
  • 11:30 北薬師岳
  • 12:30 薬師岳
  • 14:30 薬師峠キャンプ場

この日は行程が長く、薬師を超えて薬師沢でテントを張る予定なので早朝出発。AM3時に出発した。しばらく五色カ原の平坦な木道を歩き、だんだんとアップダウンが出てくる。越中沢岳に5時過ぎに到着したので日の出を待つことにした。越中沢岳は眺望が良く、遠くに剱岳と立山、目の前に五色カ原、反対側に薬師岳をドーンと望む。ここから見る薬師岳が大きすぎて、遠すぎて本当に大丈夫かと不安になった。

左奥に剱岳、中央奥に立山、手前に五色カ原。
薬師岳。え、、これ全部超えるの?

越中沢岳からの下りは急で足場が悪く、ペースが下がるタイプの下りだった。暗かったら怖そうな箇所も多かった。下っても下っても鞍部(スゴ乗越)が見えず、どこまで下るの不安になりながら進んだ。

鞍部どこやねん

スゴ乗越を超えるといよいよ薬師岳への登りが始まる。まず樹林帯の中をスゴ乗越小屋まで登る。この小屋は尾根上にあって、水が少なそうな地形である。水は購入することができるようだった。テント場もあり、もうここで泊まりたいとおもいつつやっぱり進むしかないのだ。小屋からもしっかり上りで、薬師の手前のピークである間山へ。登ってい途中で樹林帯を抜け、直射日光が注ぎ大変暑かった。

間山へ登り。

間山からまた昇って、まず北薬師岳へ。そして奥に見えるのが薬師岳。

手前北薬師、奥が薬師

北薬師では、薬師側から足を延ばした人と会うようになった。五色から薬師の間にスライドしたのは4グループだったので、夏のハイシーズンでもここを通る人は少ないようだ。北薬師に到着すると、薬師の遠さに絶望した…。遠すぎるだろ。北薬師から見る薬師岳カールが美しい。休憩していると、おじさんが羊羹をくれて、めちゃめちゃ元気出た。

北薬師から薬師を見る。薬師のカールがでかすぎる

北薬師から薬師へは稜線を歩く。切れ落ちている箇所もあり、転んだらかなり落っこちそう。途中では雷鳥も見ることができた。

薬師岳に到着。昼過ぎなので人はまばら。

なんとか薬師岳に来れたので一安心。今日は降りるだけだが、まだ先は長い。

途中で雨に降られたりもしたが薬師峠キャンプ場に到着。長い行程だったがなんとかたどり着けた。よかった~。キャンプ場は6割くらい埋まっていた。水が豊富らしく蛇口からじゃぶじゃぶ常に流れていた。

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