【北アルプス長期縦走 立山から槍ヶ岳】登山の記録Day6~7

双六小屋から西鎌尾根を経由して最終目的地の槍に到着し、新穂高まで下山した、縦走最後の二日間の記録です。いずれの日も負荷は小さいので、人によっては一日で歩き切れてしまう距離かと思います。

Day6 西鎌尾根から槍の穂先へ

  • 5:00 双六小屋出発
  • 5:45 樅沢岳
  • 5:00 左股岳
  • 9:45 槍ヶ岳山荘
  • 11:00 槍ヶ岳
  • 14:00 大喰岳
  • 15:00 槍ヶ岳山荘テント場

4:30ごろ起床してテント撤収。出発するとき、東の空が真っ赤でした。いいことが起きる予感というか、嬉しい気持ちになりながら歩き出したことを覚えています。

小屋からすぐの、丘のように見えるピークが樅沢岳です。ここまで小屋から約15分。空が明るくなってきで、ピークからは槍が良く見えました。槍が空に暗く浮かび上がって、今日はここまで行くんだと気合を入れました。

ピークではのんびり朝食を食べました。縦走の日、暗い中でテントの中で食べる朝食より、歩きながら明るくなってから食べる朝食が好きです。明るくなり、槍と今から超える西鎌尾根が良く見えます。

樅沢岳を超えたら、硫黄乗越まで下ります。下ってからもしばらく穏やかな尾根歩きでした。槍がどんどん近づいてくることが分かり興奮してきますね。

硫黄乗越から次のピーク、左股岳へ向かいます。このピーク付近から千畳沢乗越までは道が狭く、岩場で両側が切れた尾根となっています。この日は風が強かったこともあり、足場が狭いことに怖くなりながら、怪しい箇所ではしっかり支持しながら通過しました。

千畳沢乗越からは槍まで急な上りです。道幅は先ほどと比べると広くなりますが、急なのでひいひいいいながら登ります。槍直下なので、見たこと無いアングルで槍を見上げることになりました。

登りきると槍ヶ岳山荘です。先にテントの受付を済ませて、そのあとで槍に登ることにしました。山荘に到着したのが9:45で一番乗りだったので、小屋に近く一番景色が良いテント場をゲットすることができ、ラッキーでした。槍を目の前に臨むという景色の良さだけでなく、岩にしっかり囲まれいるので夜のテント内の気温が下がらず快適でした。

テントを張ってから槍に登りました。私は初めてだったのですが、高度感がありつつも、ホールドと足場の安定感から、怖いと思うような場面はありませんでした。

槍ヶ岳山頂からは、ここまでで歩いてきた稜線を全部見ることができます。遠くに立山が見えて、薬師、水晶、鷲羽、双六、さっきまで歩いていた西鎌尾根…。

私たちのオレンジのテントが見える。

暇だったので槍ヶ岳山荘でおでんと筋煮込みをいただきました。暖かい小屋で暖かいものをいただいてダラダラする、至福の時間でした。

暇だったので、大喰岳まで歩き、もどってテント場でダラダラして一日が終了した。

Day7 新穂高までのなが~い下山

  • 5:20 日の出を見るために待機。
  • 6:40 テントを撤収し、出発
  • 8:30 槍平小屋
  • 11:30 穂高平小屋
  • 12:15 新穂高バス停

日の出を見るために早めに起きたのですが、この日の日の出を待つ時間がこの縦走の中で一番寒い時間でした。テントを特等席に設置できたおかげで、テントの裏の岩に登るだけで日の出を見ることができ、最高に便利でした。

笠ヶ岳がピンクに

朝日を鑑賞して下山。ここから新穂高まで長かった…。槍平まではそこそこ急。途中の槍平小屋で手ぬぐいを購入しました。私はどこででも買うわけではないのですが、この小屋の窓から見える槍の景色を藍色で描いたデザインが好みで買ってしまいました。槍平から下はひたすら長い下山。無心で降りたので写真がありません…。

新穂高ロープウェイのバス停に到着したところで登山は終了です。もう歩く気が起きなかったので、新穂高の「ひがくの湯」まで一駅だがバスに乗りました。風呂キャンセル界隈もびっくりな、6日ぶりの風呂だったので、頭のオイルが何度洗っても取れない&体を何度洗ってもフケが出てくる気がします。時間が早いからか他に人がいなかったことは幸いでした。風呂の後はご飯。ご飯も美味しい。次新穂高に来ても、「ひがくの湯」に絶対来ます!

温泉前のバス停から高山まで乗車し、高山でバスを乗り換えて京都に帰りました。

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