【台湾 玉山訪問記】登山記録Day2

玉山登山記録の2日目です。

2日目

2日目の行程は以下のようになりました。

  • 1:00起床、1:30朝食、1:50出発
  • 3:00主峰北峰分岐到着
  • 4:50北峰到着、5:30ご来光、6:00北峰出発
  • 7:20主峰登頂、8:00主峰出発
  • 8:40排雲山荘にてブランチ
  • 11:10登山口到着
  • 12:30バス停到着、13:50バス乗車
  • 夜 台中到着

玉山登山の朝は早い。山頂でご来光を見るのが定番なので、1時に起床です。

朝食の時間はAM1時半と2時から選ぶことができました。私たちは1時半を選択しました。朝食はおかゆと饅頭。寝ぼけた胃腸に優しいラインナップでした。

飲み物はミルクティーで、これが本当に美味しかった。台湾はタピオカミルクティー等甘い飲み物が有名ではありますが、ここのミルクティーは町で飲むものに劣らず、というか町で飲むのよりもずっと美味しかったのです。

ささっと食べて1:50に出発。急いだのでほぼ先頭でした。私たちはまず北峰を目指します。排雲山荘を出発するとほどなく森林限界です。山荘から主峰北峰の分岐まで2.1Km、1時間でした。分岐からは北峰側へ少し下ります。分岐直下は傾斜が急、ザレザレで今回の登山で唯一歩きにくかった箇所です。

分岐にある標識

真っ暗の中、黙々と歩きます。標高は富士山より高いのにこの稜線はぎりぎり森林限界を超えていないようです。主峰と北峰を結ぶここは、台湾で一番高い稜線です。日本の北岳と間ノ岳の間の稜線よりだいぶん穏やかな道という印象です。

分岐から2.1㎞、2時間で北峰到着です。この時の時刻は4:50。朝食後は急いで出発したので一番乗りでした。日の出まで30分ほどあります。北峰には気象観測所があり、人の気配がしました。

9月の南国といえど山頂では寒く、持ってきた服を全部着ました。東の空が明るくなって、玉山のシルエットが見えてきました。

この日の日の出は5時半でした。朝日を見るといつも嬉しい気持ちになる。これは自分が生き物だからなのでしょうか

穏やかな日の光が玉山の東の斜面を照らして本当にきれい。4か月前に抽選に参加して、日程は決め打ちの登山でしたがこんなに晴れの日を引くことができたのはかなりの幸運でした。これからも善行積みます。

玉山のよくある写真や、台湾1000元札の絵は北峰から見た玉山の姿です。ここまで来て、玉山のまさに「らしい」姿を見ることができました。日本人が思い浮かべる富士山には多分バリエーションがあって、思い浮かべる画角は人によって違うと思います。例えば旧千円札、河口湖の逆さ富士、富岳三十六景神奈川沖浪裏、東海道新幹線から望む姿。しかしここ台湾では、ほとんどの人がここから見た姿をイメージするのではないかと思います(個人の予想)。玉山の一番いい姿はここから見る姿なのではないだろうか。

名残惜しくて何度も写真を撮ってしまう。去りがたい。

名残惜しくも朝6時には北峰から主峰に向かいました。この日は穏やかな晴れ、稜線からもかっこいい玉山の姿が見えていました。

山頂直下から見た玉山。かなりイワイワしています。イワークいそう

主峰到着は7時20分となりました。ほとんどの人が下山して山頂に残っている人はわずかでした。静かな山頂を独占することができました。山頂には日本の山でよくみる一等三角点があり、こんなところで日本統治時代の遺物を発見できました。台湾の他の山にもあるんでしょうか、気になります。

空が広い!!!たのしい!!!

山頂で写真撮ったり少し休憩して、8時に下山開始です。今日のうちにバスで台中に戻らなくてはならず、一日に一本しかないバスを逃すわけにはいかないので時間を気にしています。

山荘から一気に下って排雲山荘ではブランチをいただきました。ブランチはあっさりした麺料理でこれも美味しかったです。疲れた体に塩分が染みわたりました。

排雲山荘を9時過ぎに出発しました。明るい中だと、よく見なくても新しいことが分かります。

ここからはバス停まで下山です。排雲山荘以下の道はかなり歩きやすく、思ったより短い時間で下ることができました。登ってくる人も多く、スライドした人数はかなりのものでした。

玉山は人気な山ですが、環境保護のために入山人数は管理されています。入山人数を管理する以上小屋や管理主体の得られる収入には上限があるはずです。それなのに小屋はきれいに建て替えられ、道は整備され、頑強な橋や鎖がかけられていることに驚きました。どういう運営になっているのか気になってしまいます。すごい。

登山口に到着したのは11時で、服務中心までのワゴンに乗せてもらえて、無事バス停に到着しました。下山が意外と早く済んだ&ワゴン車で車道をショートカットできたことからバス停に着いたのは予定よりかなり早く、バスが来るまでダラダラしました。登山口には猿が結構いました。襲撃に注意と書いてありました。

13時半発のバスは時間よりもだいぶ遅れてきました。無事乗車でき、日月潭で乗り換えて無事に台中に到着。登山は大成功となりました。

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