【台湾 玉山訪問記】登山記録Day0~1

2023年9月、台湾最高峰の玉山に登ってきた登山記録です。

この記事には、登山記録のうち前日と1日目を載せます。事前準備(手続きやアクセス)についてはこちらの記事を作成したのでぜひご覧ください。

行程について

今回の行程はこんな感じでした。

前日:日本から台湾へ移動、日月潭に宿泊
1日目(2023/9/19):日月潭からバス移動し、登山開始。排雲山荘泊
2日目(2023/9/20):玉山登頂、下山後台中に移動、宿泊
3日目以降:台南、高雄、台北観光

前日

9/18の7:40関空発Peach利用で、台湾桃園国際空港に9:55到着。空港から高速鉄道に乗車し、台中まで移動。この時の新幹線チケットはその場の券売機で購入しました。台中からはバスで日月潭へ。台中と日月潭を結ぶバス(6670)は結構な本数が出ていました。

日月潭のバス停にて、台中行きのバスの時刻表

日月潭に到着後はまず宿にチェックイン。コンビニや飲食店が集まっており便利なので、宿はバス停の近くで取ると良いと思います。これは日月潭のバス停の場所。阿里山行き(登山口までいくやつ)も反対車線から出ています。

日月潭は台湾人の間でハネムーンの地として有名らしく、リゾート地らしいゆったりした時間が流れる湖畔の町、という感じの素敵な場所でした。宿はGooglemapから適当に発見した、薇森民宿なる宿に宿泊しました。小ぢんまりとしてシンプルで良かったです。

アクテビティもいろいろあるようで、遊覧船や手漕ぎボート、博物館などが楽しそうでした。この日は到着が16時過ぎていたので、宿でレンタサイクルを借りて湖の周囲をサイクリングしました。途中で雨が降ってきて雨の中漕ぎだそうとしたら、原付のおじさんがレインコートをくれて、びっくりしたけど本当に助かりました。雨で対岸がかすんでいましたが、静かで雰囲気が良かったです。

リゾート地らしさを感じるホテル

夜になると、雨で濡れた路面にネオンが反射していました、美しい。

夕食はこの通りの中から、壁にでかでかと食事の写真が掲げてある店に入りました。(写真があると選びやすいので…)

台湾で食べるもの全部美味しい

1日目

  • 日月潭でバス乗車 8:00
  • 間違えて塔々加で降車10:00、服務中心まで歩き
  • 服務中心で支払いを済ませ、登山口から登山開始 11:30
  • 排雲山荘到着 16:30

朝、少し湖の周りを散歩しました。日月潭の朝は、清浄な空気と静かな湖畔からなる、瑞々しい時間でした。このままここでゆっくりしたい、と思ってしまいつつバスに乗ります。

前日に日月潭のコンビニで買い出しを済ませておいて、朝8:00発のバスに乗車し、登山口最寄りの上東埔バス停を目指しました。バスは時間通りに来ました。同じように玉山を目指すであろう登山客何人かと同乗。

このバス移動は二時間越えで長かったです。つづら折りの山道を登ってゆくので揺れて軽く酔ってしまいましたが、標高がドンドン上がるので景色は良かったです。山が深い。

登山口最寄りのバス停は上東埔バス停ですが、私たちは間違えて塔々加バス停で降りてしまったので、車道歩き900mほど追加となりました。塔々加にはビジターセンターがあって、玉山一帯の国家公園に関する展示を見ることができたので結果ヨシとします。登山客ではないツアーの観光客もいたので、気軽に行けるハイキングコースがあるのかもしれません。

正しいバス停の位置はこれです。

車道歩き

約20分の車道歩きを終わらせてやっと排雲登山服務中心へ。ここで入山料を現金で支払いました。隣の警察にも行きましたが、私たちはオンラインで警察への申請を済ませていたため「気をつけてね~」とだけ言われて終わりました。

警察署

服務中心から登山口の間は2.4㎞の車道歩きとなります。この区間はワゴン車の送迎サービス(100TWD/1人)を利用できます。このワゴン車は人が集まったら発車するシステムらしく、私たちが行ったときには客待ちをしていたようで幸運にも乗車できました。車道歩きを回避し、登山口に到着したのは11時半前でした。ここからいよいよ登山開始です。

登山口に到着したのは11時半前でした。登山口から山荘までは8.5㎞です。

標高が高いのでしんどいかと予想していましたが、意外と歩きやすかったです。これは登山道がかなり整備されていて歩きやすかったのが大きいと思います。傾斜が弱く、道が広く、少しでも岩場だと鎖が設置されていたりと、かなり親切設計登山道でした。

時間が遅かったためか、スライドはほぼありませんでした。途中で鳥に出会いました。日本では見ない鳥に出会えてうれしい。

架けられている橋はどれも立派。この整備にどれだけの労力がかかっているのだろう。凄い。

花も咲いていました。

標高3000近くても苔むす森が続くのはさすが南国。この日は午後から霧が出てきて眺望は無かったのですが、巨木と霧の組み合わせが神秘的でした。歩いてるだけで癒される。

排雲山荘に到着したのは16時。高山病予防でゆっくり歩いて4時間半でした。予約内容を伝えてチェックインし、現金で支払いをしました。支払いと引き換えに食事券と寝袋を受け取り、部屋に案内してもらいました。部屋は外国人部屋のようで、他に日本人の1グループがいました。

山を管理している方々のエンブレム?台湾人と民族的には別らしいです。

食事は17時から宿泊者全員で一緒に食べます。全員で一緒にいただきますをする時間があって、学校給食を思い出します。食事は独特の香辛料等使われておらず、日本人も違和感なく食べられるようなものでした、美味しかったです。食事のあとは19時に消灯。

続きは後編へ。

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