【ネパール エベレスト街道】トレッキングd8~d9 ロブチェからゴラクシェプ(カラパタール・EBC)へ、そしてペリチェまで

D8 ロブチェからゴラクシェプへ、カラパタール登頂

ロブチェからゴラクシェプへは、二つのルートがある。通常ルートはゴラクシェプから谷を進むルートだが、おすすめはピラミッド(高地研究所)を経由するルートだ。ロブチェからピラミッドに向かうと手前で多少の登りがあるが、最終的には主要ルートと合流し、獲得標高はほぼ同じになる。ピラミッド側は少し高いところを進むので、眺望が良い。

これがピラミッド、この時はヘリが離着陸していて、人が滞在しているようだった。

ピラミッドまでは眺望は無いが、その先で谷を右手にHigh Passへ進む。ここの景色がエベレスト街道で一番素晴らしいと思う。トラバース道のトレイル感が素敵。下にメインルートと氷河、右にヌプツェ、奥にプモリが見える。

左奥プモリ、下にメインルートと氷河、右にロブチェ

High Passでメインルートへ合流し、ゴラクシェプへ。空気が薄く、氷河横のモレーンを歩くので岩で段差が大きく、地味な上り下りがあり想定よりしんどかった。

ヤクの一団に道を譲る間に呼吸を整える。

ゴラクシェプが永遠に遠いように感じられる。ついにゴラクシェプが見えると歓喜。

適当にロッジを決めて昼食を。ここにきて新メニュー、チベタンブレッドに挑戦。これは中空の生地を揚げたパンのようなものだった。腹持ちがよくて素朴で美味しかった、以降こればっかり食べた。

一休みして今日の夕方にカラパタールに登頂する。夕日に燃えるエベレストを見たくてここまで来た。しかし、日の入り(18時ごろ)に晴れるかは運。晴天率が高いのは朝イチ。課金して手に入れたWi-FiでWindyとにらめっこして夕方に賭けることにした。登り始めた時点では雲がかかっていたので不安だった。

15時にカラパタールに登り始めた。カラパタールへの登りは空荷なのに本当に辛かった。一歩一歩体が重すぎて、例えるなら階段ダッシュした直後のような疲労感。

途中でブロッケン現象

カラパタールのピークは下から見えない。偽ピークに3回くらい騙され、登ってみたら先が見える、しかも急で遠い、、、というのを繰り返した。

カラパタールの山頂は下から見ると雲の中だったが、登ってみるとカラパタールは雲の中ではなかった。その日は風向き的に雲がかかりにくかった。

眼下の谷を雲が激しく流されるのが見え、その隙間にローツェやエベレストが顔を出す瞬間がある。

ピーカンよりもヒマラヤの厳しさを感じられる瞬間だった。

カラパタ―ルからはアマダブラムやタムセルクが遠くに見え、アマダブラムの美しい姿はひときわ目立つ。

夕暮れ時には風と雲が治まり、凪のような時間になった。エベレストにかかる夕日、本当に見ることができた。翌日午後以降は天気が下り坂の予報だったので、ぎりぎり間に合った。

ゴラクシェプは物価が最も高かった。例えばロッジでは、水1Lで500RS、一部屋1000RS、辛ラーメン一食1300RS、ブラックティーPotのSで800RSで、チェックアウト時に合計11,330Rs(2人1泊)だった。エベレスト街道全体的での予算感として、以下が成り立つように感じた

宿の会計(部屋代+水代+夕食代+朝食代)≒標高Rs(一人当たり)

例えば、ゴラクシェプ(5300m)なら、
宿の会計(部屋代+水代+夕食代+朝食代)≒約5300RS

これに加えて宿以外で購入する、水・昼食・行動食も必要だ。

D9 EBC訪問し、ペリチェまで降りる

朝、EBC(エベレストベースキャンプ)を訪問した。標高に慣れたのか、昨日のカラパタールよりも断然楽に歩けた。ベースキャンプは氷河の上にある。氷の塊が地面から生えている。

一番有名な岩。落書きが増えている…。あっ、EVEREST BASE CAMPの文字も落書きか

春は初夏のエベレスト登山シーズンに向けたキャンプメイキングの季節で、荷物を運び何かを建設する人や、世界中から来たトレッカーで賑やかだった。働く多くの人はEBCより上に行くし、登頂したことがあるのも普通らしい。後から聞いたが、EBCまでの給料が安くて、そこから上に行くのは給料が高いそう。

実はEBCの後はチョラパスを通ってゴーキョに向かうつもりだった。しかし昨日のカラパタールが本当に辛く、荷物ある状態での峠越えへの自信が無くなってしまった。峠のアップダウンの途中で動けなくなったら本当に死ぬ。ゴーキョへ行くかすら迷った。ゴーキョを諦めればこの全体的に寒い旅を終わり、カトマンズやポカラやチトワンで観光できるのにという思いもあった。しかし、出会うネパール人の多くが「Gokyo is the best, beautiful place」と言う。ゴーキョまで行った人の記録を見るとゴーキョを本当に思い出深く書いている。

やはり行くべきだろうか?チョラパス越えを諦めた今、ゴーキョへの分岐(Phortse Tenga、ナムチェから一日の地点)まで下がってまた登るのは日数ががかかるのでは、とも思った。とりあえずかかる日数を計算すると、

チョラパス越えの場合
Zongla、ゾンラ(一泊)→ゴラクシェプ

分岐まで降りる場合
ペリチェ(一泊)→道中(今回はDole、一泊)→ゴラクシェプ

となった。降りる場合は多少歩く距離が増えるが、日数は一日しか変わらないのである。ということで行くことにした。この日はペリチェまで降りた。ペリチェへの道中では、昨日通らなかった谷筋をロブチェからゴラクシェプを結ぶ道を歩いた。昨日の丘側のほうが展望は良い。

チョラパスとはお別れ…無念。

ペリチェの宿にはエベレスト登山のポーターとして働く屈強な集団が泊まっていた。なかの一人は日本の太郎平小屋で働いたことがあるそうで「日本の山も綺麗ね」と言ってくれた。ありがとう。

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