レーニンベースキャンプ周辺をトレッキングしてきました。ピークは目指さないが、周辺でトレッキングをしたい人に向けて記事を書きます。
レーニン峰とは?
レーニン峰は、標高7,134mのキルギス最高峰です。エクストリームな登攀技術が無い人が登れる山のうち最も高い山だと言われています。

テクニカルな要素が薄く、許可証も要るとか要らないとか言われており、ガイドを雇う必要もなく、麓の町が近いという手軽さから、8000m級の山に向けた高所トレーニングにも、ハイカーの挑戦としてもよく登られる山です。
キルギスでは山に登るのにガイドを雇うという概念が薄いらしいです。各々でハイキャンプを予約して、荷物も全部持ってレーニンのピークへ歩くピークハンター達がいました。
標高5,130mのYukina Peakを目指す人もいました。トレッカーの中にも、一つ目のハイキャンプに一泊して降りる人もいました。
レーニンベースキャンプとは?
ベースキャンプには麓の町(Sary Mogul)から車でアクセスできます。
私たちはオシュで借りたレンタルバイクでアクセスしました。Sary Mogulの宿は、ベースキャンプやTulpar Kol Lakeまで送迎タクシーをしています。20㎞の何もない高原を歩いている人や自転車を漕いでいる人もいました。
ベースキャンプとその周辺には、二つの宿泊地があります。ベースキャンプでは、立ち並んだテントに宿泊できます。

Tulpar Kol Lakeのほとりでは、ユルトでの宿泊、車中泊、テント泊ができます。こちらにもピークハンターが泊まっていました。景色と雰囲気が良いのはこちらです。

ビューポイント
宿泊地からトレッキング行ける範囲内に、ビューポイントが幾つか(これ以外にも)あります。
- Travelers Pass(標高4130m)
今回行った場所です。レーニン峰のピークと横たわる特大氷河を見ることができます。 - Hill view of the lakes(標高3600m)
今回行った場所です。湖とポコポコした不思議な地形を見ることができます。 - 360 view of evrytihng
今回行っていませんが、レーニンを望むには比較的手軽です。

トレッキングの記録
スケジュールは以下のようになりました。
- Day0:7/15
幕営地をバイクで出発、昼過ぎ湖到着、Hill view of the lakesへトレッキング、テント泊 - Day1:7/16
Travelers Passまで往復、ユルトに宿泊 - Day2:7/17
オシュへバイクで戻る
Day0

Sarry Mogol pass 側の谷でテント泊から目覚めて昼過ぎに出発。バイクでTulpar Kol Lakeまで移動しました。

Sary MogulからTulpar Kol Lakeまでは広大な遮るものが無い荒野です。歩いている人や自転車の人もいましたが正気か?と思いました。バイクで走る分にはオフロードを爆走出来て楽しいです。



山道に入ると馬や牛がいます。湖では4×4で来て車中泊している人も結構いました。湖到着後、草原にテントを張りました。ユルトと湖と馬、牛。素敵な場所でした。


Tulpar Kol Lakeを上から見下ろす、Hill view of the lakesに行きました。上から見たぽこぽこした景観が有名で、それはこの辺から見た景色です。昨日まで歩いていた、Sarry Mogol pass 側の山々も見えました。

夜はテントに宿泊しました。

Day1
Tulpar Kol Lakeを8:00に出発し、Travelers Passを往復。歩行距離20.8㎞、活動時間7時間。
片道9㎞のうち、手前の6㎞は平坦な荒野、ラスト3㎞がしっかりした登り。ベースキャンプでオフ車の送迎に課金すれば、残り3㎞地点を残してショートカットできます。
Tulpar Kol Lakeを出発してから、橋を渡って対岸に渡りました。この川のおかげでTulpar Kol Lakeとベースキャンプは車での行き来はできません。

しばらくいい道を歩いて。

ベースキャンプです。湖の雰囲気と違います。

荒野をひたすら進みます。

残り3㎞地点からはしっかり登りです。標高が高いから、登り始めるときつい。

ピークハンターは荷物40㎏あるそうです。2人組や3人組を何組か見かけましたが、みな荷物を自分で持ちガイド無しで歩いていました。彼ら曰く、許可証だけ事前取得だそう。

最後ののぼりはきつかった。でも道は歩きやすい。
自分たちはこのTravelers Passまでです。

峠から反対側を見下ろすと特大氷河。下から冷たい風が吹きあがってきて気温が全く違う。足元には高山植物の花も咲いているのに、この先は厳しい世界であることを感じさせます。
曇りでレーニンのピークは見えませんでしたが、これだけデカい氷河と山、高所の別世界が広がりを覗けただけで満足です。


帰りは雨が降っていました。登り始めの地点まで戻ると、ベースキャンプからの送迎車がトレッカーを待っていました。さすがに馬力ありそうな車ばかりです。

雨の中、テントが見えてきて、、遠目に見るとテントがいつもより平たいと思いました。近くなるにつれ、テントが傾いているではありませんか????

テントは崩壊していました。ポールが折れて、ラインが切れていました。結構な雨の中、呆然。ラインを結びなおしてポールを補修すればぎり行けるか??…諦めです。

ユルトが空いてたら泊まろうと聞くと空きがありました。大人二人で6000KGSでした。
ユルトが無かったら雨の中でテント修復を試みるか、濡れて不安定なオフロードを町まで降りなければなりませんでした。助かった…本当に助かりました。
倒壊したテントを撤収し、濡れたテントの中身をザックに詰めバイクに積載して、べちょべちょの土をバイクで走ってユルトまで移動。辛いですがユルトに泊まれるので大丈夫。

ユルトは暖房とシャワー(冷たい)と夕食と朝食がついていました。ユルトの中は板張りでベッドが置いてありました。そして天井にはキルギス国旗のシンボルが。
思わぬところで泊まることになりましたが、泊まってみたかったのでOKです。


Day2
オシュまでバイクで戻りました。夕方17時までに返却する必要があり、オシュまで5~6時間なので朝食後すぐに出発しました。
帰りのバイクツーリングの様子は次回書きます。

