キルギスで一番の観光地は、アルティンアラシャンとアラコル湖だと思います。昨日まで滞在したオシュやアライ渓谷と比べると、ビシュケクやカラコルには旅行客と見所が多く、華やかに見えました。
今回は、キルギスで一番有名と言っても過言ではないアラコル湖トレッキングについて書きます。
アラコル湖トレッキングとは
アラコル湖とは
アラコル湖は標高3300mにあり、周囲を高く厳しい山に囲われたエメラルドグリーンに輝く氷河湖です。標高3900mのアラコルパスから見ろした姿が最大のハイライトです。
アクスー村からのピストンルートか、シロタキャンプ経由の周回ルートがあります。

アライ渓谷が荒涼とした砂と岩の大地だったのと対象的に、緑があり川が流れみずみずしく、牛や馬がいて牧歌的な場所でした。景色の変化も大きいので、誰が歩いても面白いと感じるルートだと思います。


ピストンルート:アクセスと日程
ルート概要:アクスー村から入山、アラコルパスのビューポイントを目指して往復。ビューポイントでは、アラコル湖全体が眼下に広がります。
アクセス:麓のアクスー村のゲートまで、カラコルからアクセスします。マルシュなら降り場、タクシーなら公園ゲート付近まで乗り入れます。マルシュ乗り場はこの辺です。アルティンアラシャンへの道案内はあります。
一般的な日程:52㎞、Up2100m、Down2100m
- Day1:カラコル→アクスー村→アルティンアラシャン(距離13㎞ / Up600m)
- Day2:アルティンアラシャン→アラコルパス→アルティンアラシャン(距離26㎞ / Up1500m / 最高標高3900m)
- Day3:アルティンアラシャン→アクスー村→カラコル(距離13㎞ / Down600m)
※Day1とDay3は歩かず課金したら車で行けます。Day2は峠直下まで馬に乗れます。
ルート解説:ゲート↔アルティンアラシャン
四駆の車も走れる穏やかな川沿いの林道をゆっくりと登っていきます。課金したらジープが使えます。手配はおそらく、登りはカラコルの宿で、下りはアルティンアラシャン現地でできるそうです。

ルート解説:アルティンアラシャン↔アラコルパス
高山に囲まれて、緑が綺麗で牛や馬が放牧されています。アラコルパス直下の200mほどは砂の脆い急斜面で危ないです。それ以外はのんびり歩ける道です。課金したら馬に乗れます。馬はアルティンアラシャンやアラコルパス直下で客待ちをしていたので現地で乗れます。
周回ルート:アクセスと日程
二泊かけて周回するルートです。今回私たちのルートはこれです。
ルート概要:ファーストブリッジから入山。シロタキャンプに宿泊し、二日目にアラコル湖のへりに出ます。周囲の山をトラバースしてアラコルパスまで登ると最高標高地点、峠を反対側に降りてアルティンアラシャンに向かい、アクスー村へ下山します。逆向きも可能です。
湖を上から見下ろすだけでなく、湖に触り、湖を眼下に眺めながら峠の最高地点まで歩くので面白いルートです。
アクセス:ファーストブリッジと言われる橋まで、タクシーでアクセスします。ここから林道歩きが始まります。ファーストブリッジから先は四駆に課金することもできます。
一般的な日程:距離44㎞、Up2200m、Down2400m
- Day1:カラコル→ファーストブリッジ→セカンドブリッジ→シロタキャンプ(距離12㎞ / 900mUp)
- Day2:シロタキャンプ→アラコル湖→アラコルパス→アルティンアラシャン(距離16㎞ / 1100mUp、1500mDown)
- Day3:アルティンアラシャン→アクスー村→カラコル(距離14㎞ / 700mDown)
ルート解説
ファーストブリッジ→セカンドブリッジ:セカンドブリッジまでは課金したらジープが使えるので、私たちを追い抜いていきました。どこで手配するか分からず…。カラコルの宿でしょうか。道は車も走れるくらいなので歩きやすいです。

セカンドブリッジ→シロタキャンプ:本格的に登り始めます。緑が綺麗で、夏の北アルプスの標高が低い部分かと思いました。

シロタキャンプ→アラコル湖:川を右手に見ながら登ります。それなりに急で、馬も使えなさそうでした。滝の横の急登を登りきるとそこがアラコル湖です。

アラコル湖→アラコルパス:それなりに急なはずですが、景色が良すぎて気になりません、アラコル湖と周囲の高い山々を眺めながら山をトラバースして800m登ります。
アラコルパス→アルティンアラシャン:ピストンのルートと同じなので割愛します。
アルティンアラシャン→カラコル:ピストンのルートと同じなので割愛します。
アルティンアラシャンのみどころ
アルティンアラシャン自体が観光地で、ここを最終目的として来る人もいます。キルギス版山岳リゾートとでもいえますでしょうか。ユルトや快適な宿泊施設、温泉があり、山に囲まれた気持ちのよい場所です。

風呂は二種類あって、宿が所有する風呂と、少し離れた場所にある野湯があります。
全ての宿が風呂を持っているわけではなく、風呂を持っている宿と提携して一定の枠を確保している宿もあります。そういう宿だと、枠が少なくて埋まってしまうこと、変な時間しか空きが無いこともあるそうです。風呂がある宿をおすすめします。
風呂はかなりアツアツで、その辺で湧いてた湯をそのまま引っ張ってきました!排水はそのまま川に流れます!みたいな風呂でした。コレがほんとの源泉かけ流し。

今回泊まった宿は「ガスチーニッツァ・アラシャン」で、風呂付の宿でした。他にも、「Elza Guest House」や、「Eco Yurt Camp」も風呂があるそうです。
野湯はあるいて数キロのところにあるそうです、ぬるいらしいです。
カラコルのみどころ
カラコルは落ち着いたのんびりした町です。観光客が多い町ですが、これといってやることは無いです。観光スポットがあるわけでも、湖に泳ぎに行けるわけでもないので、トレッキングしない場合のんびりするしかないと思います。のんびりするにはとても良いと思います。
露天風呂:アクスー村のはずれ、トレッキングゲートからマルシュ乗り場に降りる途中に温浴施設があります。水着を着て男女混合で入るタイプの屋外の風呂で、熱い湯とすぐそこの川に飛び込むのを交互にできるそうです。渓谷の景色をすぐそこに眺められて、トレッキング後にめちゃいいらしいです。今回行けていません。
アシュランフー:カラコルのローカルフードで、ところてんみたいな麺、にらのような香りのする草、唐辛子で辛くしたスープからなる冷たい麺料理です。麺はつるっとして薫り高く、スープはすっきりした辛さでおいしいです。

キルギスの料理って、肉がメインで誤解を恐れずにいえばBBQのようで、美味しいのだけど大味で飽きてしまいます。複雑な味わいが欲しくなってきたところで、アシュランフーはぴったりです。

